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●ベッカー

ヨーロッパ ドイツ連邦共和国 AD1876 ドイツ帝国

 1876〜1933 ドイツの東洋学者・教育者・政治家。アムステルダムの生まれ。福音神学と東洋語を修め,1902年,ハイデルベルク大学講師,1908年,その年創立のハンブルク植民研究所教授となり,西アジアの歴史と文化の講座を担当した。イスラーム社会の政治・経済史,思想・文化史方面で新方面を開拓した。1913年にはボン大学教授となり,ボンの東洋語学校校長に就任した。1916年,プロイセン文部省参事官およびベルリン大学名誉教授となる。のち文相(1921,1925〜30)となった。1910年からイスラーム,オリエントの歴史と文化の学術雑誌「イスラーム」を創刊,学界に貢献した。

 主著は『イスラーム下エジプト史への寄与』(2巻,1902〜03)『イスラーム研究』(2巻,1924〜33)。文部省時代にはドイツ文化政策の促進に努め,統一的な文化理想への道として,国民的自覚,純化された倫理的な人生観・即物性・寛容,などを指摘した。また,国民の教育制度における教員養成の位置を重視し,そのための大学の改革に貢献した。