50音順    検 索

●ベーコン

ヨーロッパ 英国 AD1561 チューダー朝

 1561〜1626 イギリス経験論の祖・政治家。父はエリザベス1世の国務秘書・大法官のニコラス=ベーコン。ケンブリッジ大学在学中(1573〜75)からスコラ学に反発。父の急死でパリ(1576〜79)から帰国し立身に奔走。弁護士(1582),下院議員(1584〜)。ジェームズ1世即位後,ナイト(1603)を得て検事次長(1607),検事総長(1613)から王の国務秘書(1617)兼大法官(1618)に登る。子爵に叙せられた直後(1621),収賄で公職から追われた。主著『ノーヴム=オルガヌム』(1620)では,学問の方法として帰納法を提唱,先入見“イドラ”を排して実験と観察の重視を主張,事物を個々の単純性質にまで分析することで新事物の発明が可能とした。自然科学に道を開いた点で評価される。ほかに文人としての才を示した『随筆集』(1597・1612・1625),学問の現状を批判した『学問の進歩』(1605),未来科学によるユートピア社会を描く『ニュー=アトランティス』(1627)などがある。

01