●平和主義 へいわしゅぎ
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一般には,非戦・非武装の主義をいい,その思想は古代から現代まで連綿として続いている。わが国では基本的人権の尊重,国民主権と並ぶ日本国憲法の基本的原則の一つをいう。平和主義が日本国憲法の基本的原則の一つとされたのは以下の理由による。すなわち,日本国民は,第二次世界大戦そのほか過去の戦争に対する反省と原爆の被害を受けたいたましい経験から,政府の行為によって再び戦争の惨禍がおこることのないように決意した。そして,平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して,国の安全と生存を保持しようと願い,国際紛争解決の手段としての戦争を放棄し,陸海空軍そのほかの戦力を保持しないこととしたのである。この日本国憲法が示した平和主義については,小・中・高等学校の社会科において,児童生徒の発達段階に応じて適切に指導されている。しかし,その後の国際情勢の変化や現実主義の台頭などによって,平和主義は多義的にとらえられ,今日これをめぐる状況は流動的である。