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●平和五原則 へいわごげんそく

アジア 中華人民共和国 AD1954 中華人民共和国

 [1]領土主権の尊重[2]相互不侵略[3]内政不干渉[4]平等互恵[5]平和共存の5項目をいう。この原則は,1954年4月に中国とインドの両国間で締結された「チベット地方の通商・交通に関する協定」の前文でうたわれたのが最初である。同年6月,インドシナ戦争の終結をめざすジュネーブ国際会議の休会中を利用して初の訪印を行った周恩来首相は,ネルー首相と中印共同声明を発表して,そのなかで平和五原則を両国間の関係の基本原則として確認するとともに,世界各国間の関係にも適用すべきこと,そしてさらにこの原則にもとづいて“平和地域”すなわち“消極的には戦争を欲しない地域,積極的には平和のために活動し相互に協力する地域”(ネルー)を建設して世界平和の実現のために努力することを表明した。この原則は,1955年4月にインドネシアで開催された第1回アジア=アフリカ会議が採択したバンドン平和10原則の土台となり,今日の非同盟主義運動にも影響を与えている。