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●平和共存 へいわきょうぞん

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 体制を異にする国家あるいは国家群が,平和のうちに共存することをいう。(1)由来:クラウゼヴィッツは『戦争論』のなかで,「戦争はほかの手段をもってする政治の延長である」と述べている。『戦争論』を高く評価したレーニンの影響を受けて,ソ連およびその衛星諸国では,「戦争がほかの手段をもってする政治の延長であるならば,平和もまたほかの手段をもってする政治の延長である」(シャポシュニコフ参謀総長)と考えられており,これが平和共存政策の原点になっている。(2)ソ連:1960年11月10日,モスクワにおける世界共産党会議で「平和共存」の原則を確認した。フルシチョフは,「平和共存」が最も適切な階級闘争の形態であると考えた。フルシチョフは,革命の手段として「戦争」よりも「平和共存」を選んだのであり,世界革命そのものおよびその手段としてのイデオロギー闘争を否定したのではない。(3)中国:1954年,周恩来,ネールの平和五原則についての声明のなかで「平和共存」を唱えたが,1960年の中・ソ論争後は,ソ連の「平和共存」政策は,民族解放闘争の位置づけをあいまいにしていると批判している。