●米領コモンウェルス べいりょうコモンウェルス
北アメリカ アメリカ合衆国 AD
アメリカの領土であって,コモンウェルスという政治的地位に置かれている地域は,1984年現在では,カリブ海にあるプエルト=リコと,ミクロネシアの北マリアナ諸島の2自治領だけである。しかし,グアムにおいて,1982年9月4日に,将来の政治的地位についての住民投票が行われた結果,コモンウェルスとなることが支持され,1984年現在,アメリカと交渉が行われている段階である。コモンウェルスとは,それ自体が国家としての機能を備えている政治的単位である。内政処理においては最高権力を有しているが,アメリカとのあいだで結ばれた条約により,アメリカと連邦制またはその他の型の連合体によって結合しており,そのために独立性を失い,アメリカの主権下に置かれるようになった,いわば内政自治領とでもいうべき,アメリカの特別な領土である。なお,北マリアナ諸島が正式に米領コモンウェルスになるのは信託統治終了後であるが,1984年現在でも,アメリカとの関係では実質的にコモンウェルスとしての扱いを受けている。