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●文学革命 ぶんがくかくめい

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 1911年の辛亥革命で清朝は倒れたものの,相変わらず軍閥の支配がつづき,民衆の意識は伝統的な儒教に支配され,暗黒の世界であった。このようなとき,陳独秀の創刊した「新青年」にアメリカ留学中の胡適が「文学改良芻議」(1917)を書き,旧来の文語文学にかわって,白話文学を書き,文学を民衆に解放すべしと説いた。これをうけて陳独秀は「文学革命論」を書き,貴族文学・古典文学・山林文学(現実逃避文学)を打倒して,国民文学・写実文学・社会文学を建設せよと訴えた。第一次世界大戦のなかでこの呼びかけは青年たちの熱狂的な歓迎を受けた。やがておこってくる五・四運動のなかで,全国各地で新聞や雑誌が無数に発行されたが,それらはいずれも白話文で,白話文は文語文を圧倒した。そのなかで文学革命に実質的な内容を与えたのは魯迅であった。彼は『狂人日記』(1918)を書き,『阿Q正伝』を書いた。こうして初めて近代文学が生まれたのであるが,文学革命は五・四運動の思想的基盤となったもので,近代史上画期的な運動であった。

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