●プロンビエールの密約 プロンビエールのみつやく
ヨーロッパ フランス共和国 AD1858 第二帝政
1858年7月21日,フランス皇帝ナポレオン3世とサルディニア王国宰相カヴールとのあいだで結ばれた密約。イタリア統一運動(リソルジメント)の過程でサルディニアを北イタリアの雄とすることを望むカヴールが,オーストリアとの対抗上フランスの協力を求めたもの。その骨子は,フランスが20万の兵力でサルディニアの対オーストリアに協力すること,勝利の暁には国王ヴィットーリオ=エマヌエーレ2世が北イタリア王国を建国すること,教皇領の縮小,ほかの2王国とともに教皇総裁のもとでのイタリア連邦の形成,援助の代償としてフランスはサヴォイア・ニースの割譲を受けること,などであった。それは1859年1月のフランス-サルディニア条約に組込まれる。のちにナポレオン3世の裏切り(1859年7月のヴィッラフランカの和約)はあったものの,1861年3月のサルディニアによる統一イタリア国樹立をもたらした第2回イタリア解放戦争(1859年4月〜)の前奏曲をなした。