●プロレタリア文芸 プロレタリアぶんげい
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プロレタリア階級が発展するために寄与するという文学芸術の総称。プロレタリア革命のため階級的政治的な立場に立ち,労働者解放と社会主義を実現するための文学・芸術およびその運動をさす。1921年(大正10)小牧近江・金子洋文の刊行した「種蒔く人」をもって嚆矢とする(1923年廃刊された)。その後続々そのための雑誌が出され,マルクス主義的傾向を強くうち出した「文芸戦線」が刊行されるにいたった。それはやがて「プロレタリア文芸連盟」の文学運動として発展した。しかし「労農芸術家連盟」と「ナップ」の分裂などもあって,プロレタリア文芸運動は,満州事変以後は社会に対する影響力を失っていった。原因はあまりに日本共産党の指導がつよ過ぎ,作家・芸術家に対するひきまわしにより文学・芸術の独立の範囲をせばめたこと,政治主義的であり過ぎ,芸術・文学論をそれに追随させたことに求められる。演劇の分野においてはブルジョア演劇形式を否定するあまり,かえってその活動舞台をせばめ,代表的作家をいかすことができなくなった。
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