●フロベニウス
ヨーロッパ ドイツ連邦共和国 AD1873 ドイツ帝国
1873〜1938 ドイツの民族学者。年少のうちより著作活動を開始。これに加えて1904年からアフリカ大陸で精力的調査を行う。1922年,ミュンヘンに“文化形態学研究所”を設立以後,1925にフランクフルトへ移る。1932年からはフランクフルト大学の名誉職教授。1934年,フランクフルト市立民族博物館長。当時行われていた進化主義と伝播主義の論争に加わり文化圏説を唱え,文化形態学を創始した。文化の個々の要素の類似のみではなく,その複合したものの類似にも注目した。彼は全世界的な規模での人類文化史を構築しようと努め,人類の文化を四分し,それぞれが文化史上の対応する時期を表すものと考えた。フロベニウス自身は学位ももたない学者であったが,その学説は弟子のイエンゼンらにひきつがれた。主要な著作としては『アフリカ諸文化の起源』(1898)・『未開民族の世界観』(1898)・『体験された諸大陸』(著作集,1925〜29)などがある。