●ブローク
NIS諸国 ロシア連邦 AD1880 ロシア帝国
1880〜1921 ロシアの詩人。唯美主義の前期象徴主義(メレジコフスキー・ソログープ・ブリューソフ)に対して,イワーノフ・ベールイとともに宗教的神秘主義の後期象徴主義の一人であり,その代表者。ロシア詩の巨匠の列に加えられ,ロシア文化の具現者と称される。3歳の時両親が離婚,母方の祖父,ペテルブルク大学総長宅で養育される。ソロヴィヨフの影響が顕著な処女詩集『美しき貴婦人の歌』(1904)で脚光を浴びるが,ほどなく神秘の世界を去り,現実へ向かう。とくに1905年の革命とその挫折に衝撃を受け,ロシアの歴史・文化・芸術,そして運命に思いを凝らす。1917年の革命は,ロシアの悲劇的な復活として迎えられ,叙事詩『十二』(1918)で寓意的に歌い上げられた。その他,詩集『雪の仮面』(1908)・自伝的な叙事詩『報復』(1910〜21)・戯曲『薔薇と十字架』(1913)がある。革命後は,ゴーリキーの「世界文学」社で翻訳に従事した。