●ブレーメン
ヨーロッパ ドイツ連邦共和国 AD
西ドイツ北部,ウェーザー川の河港都市で,ハンブルクに次ぐ西ドイツ第2の貿易港。人口55万4,000人(1981)。外港ブレーメルハーフェンとともに一州を形成する。バルト海地方のキリスト教教化の活動基地として788年にカール大帝により建設され,その後北欧・イングランドとの貿易基地として商業が発達する。965年商人は市場権を獲得し,13世紀中ごろに市民自治制度が完成した。ハンザ同盟では成立当初からの有力都市であった。現在も自由と自治の象徴ローラント像や壮麗なゴシック様式の市庁舎が残り,中世の手工業者の町も復元されている。かつて大型船は1807年に建設されたブレーメルハーフェンに出入りしたが,ウェーザー川の浚渫により5,000t 級の船がブレーメンまで遡行できる。19世紀後半より全世界,とくにアメリカ合衆国との通商が盛んとなる。綿花・羊毛・穀物の輸入,石炭・肥料などの輸出が多く,機械・タバコ・コーヒー加工業も盛んである。