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●プルードン

ヨーロッパ フランス共和国 AD1809 第一帝政

 1809〜65 フランスの社会主義者。貧家に生まれ,印刷工として働きながら独学でフーリエの思想などを学び,1840年『所有とは何か』を発刊,そのなかで,〈所有とは盗みである〉という命題をたてて有名になった。ついでリヨンで運送業に従事しながら,『経済的矛盾の体系』(1846)を書き,私有財産と共産主義を攻撃したが,マルクスの『哲学の貧困』(1847)でそのプチブル性を激しく批判された。二月革命後立憲議会議員になり,新聞「人民」を創刊して社会改革案を提唱した。彼は,自由な個人による相互扶助の社会を理想とし,労働者の小生産者化・分配の平等を説いた。また,自由な商品交換にもとづく生産者の社会という「相互主義」,自主権をもつコミューンを基礎とする地方共和国の連合としてのフランスという「連合主義」を主張して共産主義に反対したため,無政府主義の創始者ともいわれる。第2帝政下の労働者の理論的な指導者であった。