●篩 ふるい
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穀物などの粒状や粉末状のものを中心に入れ,揺り動かして,底部に張った網目によって選別する道具であり,用途によって,網目の大きさやその材質が異なる。形状は,檜の曲物でつくった浅い丸枠の底に網を張ったもの,丸枠を蔓(かずら)や竹で編んだもの,四角な板枠の底に網を張ったものなどがある。粉などの細かいものを選別するふるいは粉ぶるいと呼ばれ,底網は絹布や馬の尾の毛で織った網が張られていた。この馬の毛の底網のものは,液体状のものを濾す水嚢(すいのう)として,酒造・醤油醸造・砂糖製造・菓子製造などにも用いられた。脱穀後の米の糠おとしには,麻糸などで編んだ糸ぶるいも用いられた。江戸時代の中ごろから,底網に銅網・鉄網が用いられるようになり,より精緻な大型の用具へと発展し,両手で揺り動かしていたふるいの一端を吊り下げるなどして固定して用いた。