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●ブリューゲル

ヨーロッパ オランダ王国 AD1528 

 1528ごろ〜69 北部オランダの農村ブリューゲル村の農民の子。23歳ごろアントワープの画家組合の一員となり,フランスとイタリアに旅行,とくにアルプスの光景に感動し多数のスケッチを遺した。25歳で故郷に帰り,35歳で結婚しブリュッセルに定住するまで,彼の師と契約して銅版の下絵を描き生活の支えとした。彼の画作は生涯を通じて3期に分類できる。第1期は伝説・習俗・迷信などを主題にしたもの。第2期は35歳ブリュッセルに移住してからで,その主題はスペインのオランダ圧迫の時代的不安を宗教的・説話的題材に托したもの,「十字架を背負うキリスト」など。第3期は上述の主題を排し構図を単純化し人物も少なく,純粋にリアリスティックに描いたもの,「結婚祝い」「百姓の踊り」など。彼はいずれの時期も働く農民を人道主義的な愛情で描き,面画に革命的気運を盛り上げたネーデルランド=ルネサンスの代表的画家である。