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●プリニウス(大)

ヨーロッパ ヨーロッパ AD23 

 23〜79 ローマ帝政初期の軍人・政治家・博識家。北イタリアのコモに生まれ,ローマで教育を受ける。23歳ごろ騎土として軍務につき47年から10年余りゲルマニアに出征し,のちのティトゥス帝と親交をもつ。57年ごろイタリアに帰るがネロ帝の治世には公職につかず文筆活動に専念する。69年ウェスパシアヌス帝が即位するとガリア・アフリカ・スペインなどで属州長官を歴任する。晩年ミセヌムの艦隊の長官に任命されるが,この地で79年ヴェスヴィオス火山の大噴火に遭遇し調査に出かけ窒息死した。甥の小プリニウスによれば彼の著書は102巻もあるといわれるが,現存するのはティトゥス帝に捧げた『博物誌』(37巻)だけである。この書のなかで彼は宇宙・地理・人間・動物・植物・薬草・薬品・鉱物・美術など多方面な事柄を記述している。今日からみると科学的とはいえない面があり誤りも多くあるが当時の歴史や風習などを研究するのには貴重な資料といえるだろう。