●プリニウス(小)
ヨーロッパ ヨーロッパ AD62
62〜113ごろ ローマ帝政初期の政治家・文筆家。北イタリアのラリウス湖畔コムに生まれる。プリニウス(大)の甥で父の死後その養子となる。ローマでクィンティリアヌス・ニケテス・サケルドスなどに師事し弁論術などを学ぶ。友人に『ゲルマニア』を書いたタキトゥスがいる。18歳で弁護士になりウンブリアにある町の市民のために弁護を行う。のち官職に就任しトラヤヌス帝の治世にコンスル(100)やビチュニアの総督(112)などの要職を歴任した。プリニウスは文筆家としても優れており公表することを意図して書かれたタキトゥスやスエトニウスとの書簡を含んだ書簡集(9巻)があり,当時のローマ人の公私の生活を研究する上で貴重な資料である。また任地のビチュニアからトラヤヌス帝と交した公的な書簡集(1巻,死後公表)がある。このトラヤヌス帝との書簡にはキリスト教徒の処遇に関する記述がありキリスト教徒に対するローマ皇帝の政策の最初のものである。