●フリードリヒ=ヴィルヘルム1世 フリードリヒ=ヴィルヘルムいっせい
ヨーロッパ ヨーロッパ AD1688
1688〜1740(在位1713〜40)プロイセン王。軍人王と呼ばれる。曽父フリードリヒ=ヴィルヘルム大選帝侯の政策を継承し,プロイセン絶対王政を確立した。彼は軍隊の強化に最大の努力を払い,約4万の軍隊を8万にまで増強し,必要な兵士を確保するために,傭兵以外に自国の農民を徴集する目的でカントン制度を導入した。この膨大な軍隊を支えるために租税の安定・王領地の拡大を図り,他方,支出を大幅に節約し,宮廷費も削減した結果,財政は従来の赤字から黒字に転化した。また彼は官僚制を整備し,ヨーロッパ随一の集権的で強力な官僚制を築いた。彼の統治は専制的で,単に身分制議会を召集しなかったのみならず,大臣にも依存せず,王の官房からすべての命令が発せられた。その子フリードリヒ2世のときにプロイセンはヨーロッパ大国となるが,その基礎は彼の治世に築かれたといえる。