●フリードリヒ=ヴィルヘルム
ヨーロッパ ヨーロッパ AD1620
1620〜88(在位1640〜88)ブランデンブルク選帝侯。三十年戦争の荒廃を復興し,絶対主義の基を開いたので,大選帝侯と呼ばれる。彼はまず領土拡張を図り,ウェストファリア条約(1648)で東ポメルン・ハルバーシュタット等を獲得,またスウェーデン-ポーランド戦争に介入し,プロイセン侯国に対するポーランドの宗主権を排除し,その独立を達成した。国内的には常備軍を創設し,大国への発展の土台を築いた。また常備軍を維持するために,新たに地租と消費税という恒常的な税制を確立した。このため等族と対立し,その結果身分制議会を形骸化するとともに,一元的な官僚支配体制をしいた。しかし貴族には農民支配権を保証したので,グーツヘルシャフトが発展することとなった。経済的には産業育成政策をとり,ナントの勅令の廃止(1685)後のフランスの逃亡者ユグノーを受け入れ,商・工業の発展に寄与した。
![]()