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●ブリスベーン

大洋州 オーストラリア AD 

 オーストラリア連邦クィーンズランド州の州都。現在の人口は約100万人で,州人口の約半数がブリスベーン周辺に集中する。1823年にジョン=オックスレーが発見し流刑地としたが,1842年から自由移民の入植地となった。地名は,1821〜25年までニュー=サウス=ウェールズ植民地総督の地位にあったブリスベーンを記念してつけられたものである。1859年に同植民地から分離して以来,ブリスベーンはクィーンズランド自治政府の所在地となった。海岸線沿いに植民事業も徐々に展開され,農業生産物の集積地・輸出入港として重要性を増していった。明治時代には同州北部の木曜島で真珠採り,東南部の甘蔗栽培のプランテーションで日本人出稼ぎ労働者が多数従事するなど,日本との結びつきも深い。また第二次世界大戦中,日本軍掃討作戦のためブリスベーンには連合軍のマッカーサー司令部が設置されたこともあった。現在にいたるまで経済開発はその大半が海岸線に沿って重点的に行われており,内陸部では石炭などの鉱物資源開発や粗放飼育による酪農が盛んである。州北東部海岸地帯には世界最大のサンゴ礁グレート=バリア=リーフがあり,一大観光地として有名。