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●フランチェスコ修道会 フランチェスコしゅうどうかい

ヨーロッパ イタリア共和国 AD1209 両シチリア王国

 1209年アッシジのフランチェスコが,インノセント3世の許可を受けて創設した托鉢修道会。「小さな兄弟の修道会」(1209)・「第2(女子)修道会」(1212)・在俗信徒の「第3修道会」からなる。私有財産の所有の禁止と厳格な清貧・労働・托鉢・隣人愛を規定したが,修道院や修道士の増加とともに13〜14世紀に清貧に関する会則をめぐって厳格派と穏和派の対立やドミニコ会との論争が生じた。1245年以降分裂の危機に陥いるが第5代総長ボナベントゥラは信仰・学識・指導力により統一を維持した。1517年穏和派から分かれた原始会則派が真のフランチェスコ修道会と称し,コンベンツァル会やカプチン会が分派独立した。修道会は清貧を説き社会事業・説教のほか,ボナベントゥラ・ドゥン=スコトゥス・ロジャー=ベーコン・ウィリアムのオッカムなどの神学者を輩出。