●ブランキ
ヨーロッパ フランス共和国 AD1805 第一帝政
1805〜81 フランスの革命家。1824年にカルボナリ党に加入して以来,1830年七月革命,1848年二月革命そして1871年のパリ=コミューン直前期の革命運動に参加した。七月王政・二月革命後の臨時政府・第二帝政下においても武装蜂起・爆弾製造・秘密結社結成に参画し,数度に及ぶ逮捕と死刑を含む有罪判決を受けて投獄された。しかしブランキは必ずしも無分別な一揆主義者ではない。1837年にバルベスらとともに結成した四季協会は武装蜂起をめざす秘密結社であったが,職種別編成を通じて労動運動との結合を追求していた。また彼のプロレタリア概念は曖昧であったとはいえ,全人民の武装による革命の維持・発展の保証,そのためのパリの労働者による独裁を過渡期として設定し,そのあいだに大衆(とりわけ農民大衆)を啓蒙・教育することの必要性を説いた。こうしてブランキがめざした未来社会は,ブオナローティを媒介にバブーフから継承した共同体と呼ばれる共産主義社会であった。