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●フライヤー

ヨーロッパ ドイツ連邦共和国 AD1887 ドイツ帝国

 1887〜1967 ドイツの社会学者。グライスバルト大学・ライプチヒ大学に学び,キール大学・ライプチヒ大学・ブタペスト大学などで教鞭をとる。フライヤーにとって社会とは生の現実性であり,歴史的に生成する生の形式そのものであった。彼はこのような観点から,精神科学を社会形象を意味そのものとして把える形式的な学としてのロゴス科学と,生の現実性を把えるものとしてのエトス科学とに分け,社会学はロゴス科学から,エトス科学へと転換するべきであると説いて,形式社会学を批判した。歴史主義的な立場に立ったフライヤーの以上のような理解は,必然的に民族・国家の重視と結びつき,彼はしだいにナチズムへと傾斜していった。ナチズムの協力者となった彼は,同政権の崩壊後は社会学から文化哲学へ転向して行く。

〔参考文献〕フライヤー,福武直訳『現実科学としての社会学』1944,日光書院