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●フラ=アンジェリコ

ヨーロッパ イタリア共和国 AD1387 両シチリア王国

 1387〜1455 イタリアのヴィッキオに生まれ,1407年フィエゾレのドメニコ派修道院に入り,修道僧兼画僧として生涯を送る。初期の作品は国際ゴシック様式の流れに立つが,のち独自の画風を生む。1436年にフィエゾレからフィレンツェのサン=マルコ修道院に移るが,この修道院をフィレンツェの支配者メディチ家が1437年から15年を費やして,シルヴェストロ教団からドメニコ教団の修道院に大改築した。フラ=アンジェリコはその各室や僧房に不朽の名作「受胎告知」を初め,「十字架のキリスト」「キリストの虐遇」など一連の聖伝壁画をフレスコ画で飾り,初期ルネサンスの造形言語を確立した感がある。彼の清純な信仰の香気は今に漂っており,その名を不動のものとした。1445年にローマのヴァティカンの礼拝堂に聖ステファヌスと聖ラウレンティスとの生涯の諸図を描き,“天使の画家”と称賛された。