●ブーメラン効果 ブーメランこうか
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説得的コミュニケーションにおいて,受け手の意見や態度がコミュニケーションの送り手の唱導方向とは逆の方向に変容し,結果的に説得者の意図とは反対の効果がおこることをいう。ブーメランとはオーストラリア原住民が用いた木片の飛び道具で,投げると曲線を描いて空中を飛行したのち投げ手の手元に舞い戻るものである。現象が似ていることから,説得的コミュニケーション効果のなかで,送り手の意図に反して発言者にそのまま返ってくる,やぶへび効果を呼ぶのに転用されるようになった。この効果は,説得メッセージがあいまいであったり,矛盾があったり,受け手に理解されにくいときなどにおこりやすい。その原因としては,説得者の意図やメッセージが受け手に不信感を抱かせるためとか,受け手のなかに潜在していた反対の傾向をよびおこしたり,その問題への一般的関心を高めたりするため,と解されている。