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●船唄 ふなうた

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 日本の民謡の一種。広くは舟に関するすべての歌を含む。正月祝い・造船祝い・出漁祝い・大漁祝いなどである。狭い意味では舟をこぐ櫓のリズムに合わせてうたわれる。また,最上川や淀川など水上交通にかかわる舟頭がうたうものは船頭歌とも称している。本来は仕事うたであったが現在では座敷うたとしても用いられる。代表的なものとして東北・宮城県のさいたら節や遠島甚句・広島県の音戸の舟唄。川の舟唄としては最上川舟唄・大阪の淀川三十石舟唄がある。なお海の氏神の祭礼にあたって,みこしの海上渡御にうたわれる御船唄,江戸時代に領主の舟出などの時に祝儀としてうたう御船唄は,同じ船唄であっても謡の影響も入っており,仕事うたからの舟唄とは区別すべきものである。