●フッサール
ヨーロッパ ドイツ連邦共和国 AD1859 ドイツ連邦
1859〜1938 ドイツの哲学者。オーストリア(現在のチェコスロバキア)のプロスニッツに生まれ,ライプチヒ・ベルリン・ウィーンの各大学で学ぶ。1887年ハルレ大学講師,1901年ゲッティンゲン大学助教授,1906年教授,1916年フライブルク大学教授。はじめ数学を研究したがブレンターノの影響で哲学に転じ,その志向性の概念を受けつぐ。処女作『算術の哲学』で算術学を心理学的に基礎づけようとして論理学者フレーゲらの批判を受け,次いで『論理学研究』において反心理学主義の立場から純粋論理学の認識批判的解明を行い,ここから彼の現象学が生まれる。さらに「純粋現象学および現象学的哲学のための構想」(『イデーン』)第1巻(1913)で現象学的還元に基づいた超越論的現象学を確立し,後期にはこの立場から歴史・生活世界など広範な問題を取り扱う。〔参考文献〕新田義弘『現象学』1978,岩波書店
田島節夫『フッサール』1981,講談社