50音順    検 索

●復古神道 ふっこしんとう

アジア 日本 AD 

 近世の神道説。国学者四大人を中心として古神道を唱え儒仏の説をまじえぬ神道へ帰ることを説く中世以来の神道説を否定したもの。その方向は荷田春満賀茂真淵本居宣長と受け継がれ,平田篤胤によって宣伝拡大された。その説くところは古道もしくは惟神道で,古史の伝えるところを忠実に信奉するもので“ムスビの神の法”により,イザナギ・イザナミ二神を初め,天照大神によって受け継がれたものである。したがって儒仏に汚されぬ「さらしら」をはらって純粋の固有道を成立させるその固有神道は名目などはなかった。復古神道は儒仏二道以外のわが古道を闡明にし,国体の尊厳・皇位の無窮の上に凡人の自覚を高め尊王攘夷の道を主張し,明治維新の主体形成に力を尽くすこととなり,神道宗門運動や神葬学・草奔誌隣組織に努めている。とくにその国字書・神道書は草奔層にも多大な教化力を発揮し,地方のくさむらのなかに定着している。