●フッガー家 フッガーけ
ヨーロッパ ドイツ連邦共和国 AD
南ドイツのアウグスブルクの商人の家族。農村から出て織工としてアウグスブルクに定住したヨハン=フッガー(〜1409)から二家に分かれ,そのうち“百合のフッガー”に富豪ヤーコプ=フッガー(1459〜1525)が出た。当時ヨーロッパで最大の商業金融資本家になり,鉱山(銀・銅)に対する特権を得て銅の市場をほとんど独占した。アウグスブルクを中心にヨーロッパ各地に支店網を広げ,もたらされた大資本はハプスブルク家の皇帝マクシミリアン1世,その孫カール5世の経済を支え,教皇庁の財政にも関与した。ヤーコプの死後経営は甥のアントン(1493〜1560)らに継承されるが,16世紀も後半になるとスペイン=ハプスブルク家の債務の支払い不能などでその活動が縮小していき,フッガー家は活動の中心を領地を持つことに移行させていった。
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