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●藤原冬嗣 ふじわらのふゆつぐ

アジア 日本 AD775 奈良時代

 775〜826(宝亀5〜天長3)平安時代の漢詩人。右大臣内麻呂の二男。政界の有力者であるとともに宮廷詩人でもあった。政治的には極めて順調で,正三位大納言・右大臣を経て左大臣となり没した。また,藤原氏一族の子弟の教育機関として勧学院を創設したことでも知られる。漢詩は『凌雲集』に3首,『文華秀麗集』に6首,『経国集』に1首収められているが,天皇の主宰した詩宴の折の作品が多い。詩に含まれる帝徳賛美や措辞やいわゆる六朝初唐風の詠物詩は,弘仁期の一般的な傾向と合致する。『日本後紀』の編さんに参画するなどその残した足跡は大きい。