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●撫順 フーシュン

アジア 中華人民共和国 AD 

 現・中国東北地方,遼寧省の鉱業都市。人口108万人(1970)。瀋陽の東方50kmに位置する。遼河の支流渾河を挟んで北岸に撫順城,南岸に千金塞と新撫順市街がある。唐代より北方防衛の要地として,明代からは商業基地として繁栄した。20世紀に入り,日本の満鉄が千金塞に市街地を建設して石炭の採掘に着手して以来急速な発展を見た。露天掘りの鉱区が広がるにつれて千金塞は採炭作業場となり,市街地は現在の新撫順に漸次移転した。終戦後一時生産は低下したが解放後は国営となって採炭が行われている。炭田は東西17km,南北15kmに及び,中国で最大規模を誇っている。石炭とともに油母頁岩(ゆぼけつがん)も産出し,それに伴って人造石油工業と石油化学工業も発展している。また撫順は鞍山鉄鋼コンビナートの有力な燃料供給地としても重要な地位を占めている。