●プシュケ
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ギリシア語で,生命・霊魂・心を意味する。プラトンはプシュケと肉体を区別し,プシュケを肉体よりも尊重されるべきものとしてとらえ,理性的なプシュケが肉体から分離独立し不滅性をもっていることを主張した。これに対しアリストテレスは,プシュケと身体を形相と質料の関係にあると考え,身体の形相であるプシュケはプラトンのように身体から独立したものと見られていない。両者においてプシュケは非物体的なものであるが,プラトンの観念論哲学に対立する唯物論哲学の体系を仕上げたデモクリトスにおいて,プシュケは球形のアトムという物体的なものであった。プシュケについての考え方は哲学の主要問題の一つであるが,心理学においては,ユングが心的現象としての働きを表す用語としてプシュケという語を用いている。