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●藤田東湖 ふじたとうこ

アジア 日本 AD1774 江戸時代

 1806〜1855(文化3〜安政2)幕末の水戸学者・水戸藩士。通称は虎之介,のち誠之進と改める。諱は彪(たけき),字は斌卿(ひんけい),東湖はその号。幼時から父藤田幽谷(ふじたゆうこく)の薫陶を受け,21歳で家督を継ぎ彰考館編修。1829年(文政12)彰考館総裁代理。藩主継嗣問題が起こり,門閥保守派と下級武士を主体とする藩政改革派とが対立するや改革派の中心として奔走,徳川斉昭(とくがわなりあき)の擁立に成功。以後斉昭の側近として藩政の中枢に参画し水戸藩の天保改革の推進に尽力した。しかし門閥派との対立が激化し,1844年(弘化1)斉昭が幕府から謹慎を命じられると東湖も蟄居。1849年(嘉永2),斉昭の謹慎解除に伴って東湖もまた側用人に栄進,江戸詰として活動する一方,広く全国の有志と交わって志士の間に信望を集めた。安政の大地震で江戸小石川藩邸官舎で圧死。著書に『弘道館記述義』『回天詩史』『常陸帯』『正気歌』などがある。

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