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●藤島武二 ふじしまたけじ

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 1867〜1943(慶応3〜昭和18)洋画家。鹿児島市に生まれる。初め日本画を学び上京して川端玉章の門に入る。1890年(明治23)から洋画に転じ,曽山幸彦・松岡寿・山本芳翠らに師事,明治美術会に出品する。同郷の黒田清輝に推され東京美術学校西洋科助教授となる。外光派の影響を受けるが,白馬会には浪漫的な装飾画の独自な画風を確立して『天平の面影』『喋』などを出品。1905年(明治38)渡仏し,フェルナン=コルモンの指導を受け,さらにイタリアへ留学しカロリュス=デュランの薫陶を受けた。滞欧中の作品に『チョチャラ』『黒扇』などがある。帰国後東京美術学校教授となり,二科会結成の渦中で苦慮するが官展に残る。昭和時代は奔放な筆致の風景画を描く。のち文展・帝展審査員を歴任,帝室技芸員となり第一回文化勲章を受章した。最も正統的な官展系の画家として近代洋画壇に重きをなした。

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