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●府県知事 ふけんちじ

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 府県の長官。1868年(明治1)の政体書により,東京・京都・大阪の3府に知府事として,県に知県事として設けられたのが最初である。知府事は参与と同じく二等官であったが,知県事は三等官から五等官に等級が分かれた。廃藩置県後の1871(明治4)年11月東京・京都・大阪の3府の長官のみを知事,県の長官は県令と称することとなった。その後,1886年(明治19)の地方官官制は,県令の名称を廃し各府県長官の名称を知事に統一した。この官制は,知事を国の官吏とし勅任官の待遇を与え内務大臣の指揮監督に属するものとした。こうして,戦前の知事は,中央集権的官僚制国家の地方長官として重要な位置を占め,かつその役割を果たしてきた。戦後の府県制改正によって,1946年(昭和21)知事は公選となった。1947年(昭和22)の地方自治法によって都道府県が自治体となるとともに,知事は自分も特別職地方公務員となり,都道府県を代表し,統轄する執行機関として議決機関である議会に対する地位を有するに至った。