●武家造り ぶけづくり
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鎌倉時代から室町時代にかけて発達した武家の住宅様式。寝殿造りと異なり,板ぶきの屋根・板敷きの床などの簡素なもので,また防備のため一種の城郭の設備が施されていた。主殿を中心に,表には表門・遠侍・式台など,奥には会所・局などを配し,このほか台所や厩をはじめとする付属屋から構成されている。主殿の南には庭園を設けている。主殿には,寝殿造りの名残である中門を表に面した隅に突き出させ,その部分に車寄せ・はきあげ連子・妻戸などを設ける。外回りの建具の内,表に面した側は蔀であるが,その他の部分は舞良戸二枚と明障子一枚を組み合わせて用いている。内部は大きく南北に分けられそれぞれを襖障子で間仕切している。南は中央を主室とする接客・対面の場で,北は常御所・帳台の間などから成る生活の場である。会所は,大陸から渡来した絵画や道具などを飾り,和漢の詩歌・楽・茶の湯などの遊びのための建物である。園城寺の勧学院,光浄院客殿はその好例。
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