●福田徳三 ふくだとくぞう
アジア 日本 AD1874 明治時代
1874〜1930(明治7〜昭和5)経済学者。東京神田で生まれ,11歳で受洗する。1896年(明治29)に東京高等商業学校研究科を卒業,1898年(明治31)より三年余りの間ドイツを中心に留学,ミュンヘン大学ではブレンターノに学び,1900年(明治33)に博士号を受けた。帰国後,母校(後の東京商科大学)や慶応義塾で教鞭をとり,経済原論・経済政策・社会政策などを教えた。マルクス経済学派(河上肇)と論争を展開しながら,社会政策学会の一員としてその学問的理論の確立に尽力した。一方で,吉野作造らとともに黎明会の組織にも参加している。また,朝鮮に封建制が欠如していると唱えたことでも有名だが,これは朝鮮社会の停滞性を理論化するものでその後の朝鮮史研究に大きな影響を及ぼしている。〔参考文献〕住谷悦治『日本経済学史』1958,ミネルヴァ書房
福田徳三先生記念会編『福田徳三先生の追憶』1960,中央公論
福田徳三『経済学全集』1925〜1926,同文館