●武器貸与法 ぶきたいよほう
北アメリカ アメリカ合衆国 AD1943
1941年3月に制定された連合国への軍事援助に関するアメリカ合衆国の法律。F.ルーズヴェルト大統領はドイツと戦うイギリスの敗北を防ぐために積極的に軍事援助する必要を感じ,立法化を議会に要請したものである。これにより大統領には,アメリカ合衆国の防衛に重大なかかわりがあると認められる国に対して,食糧・兵器・役務を含む軍事的援助を与える権限が与えられた。武器貸与という考え方は,最初は中国とイギリスに対して行われたが,1941年10月以降ソ連もこれに加えられ,大戦終結時には事実上連合国のすべてに適用され,この法は連合国を勝利に導く原動力の一つになった。1945年8月の終戦にあたり,トルーマン大統領が同法の中止を宣言して以降は借款の形式をとることになった。同法によるアメリカの貸与金額は500億ドルを超え,その内,イギリスは310億ドル,ソ連は110億ドルの供与を受けた。