●フォーテス
アフリカ アフリカ AD1906
1906〜82 南アフリカ共和国生まれの社会人類学者。ロンドン経済学院でマリノフスキーの指導を受けるが,のちにラドクリフ=ブラウンの影響を強く受けるようになる。イギリスの実体論的な機能・構造主義の代表者で,ながらくケンブリッジ大学教授をつとめた。ガーナのタレンシ族やアシャンティ族を調査。フォーテスは,親族組織が「未開」社会で社会的統合の中核的メカニズムとなることを強調し,単系出自集団の機能,出自と親子関係という二つの関係の区別,系譜的紐帯の重要性などを論じた。主著には,『祖先崇拝の論理』田中真砂子編訳(1980,ぺりかん社)がある。