●フェルナンド(1世)大王 フェルナンド(いっせい)だいおう
ヨーロッパ ヨーロッパ AD1018
1016/1018〜65(在位1035〜65)カスティリヤ王。レオン,ナバラの王。ナバラ王サンチョ3世の第2子。父からカスティリャを譲られ第1代のカスティリャ王となる。父の死後,レオンのベルムード3世と戦い,1037年,レオンを併合。1054年には兄弟のガルシアを破ってナバラを征服したが,甥のサンチョ4世に譲った。国土回復運動を押し進め,ポルトガル北方に再入植,南はタホ川まで,東はエブロ川まで国境線をひろげた。コルドバのカリフ王国が分裂すると回教側にしばしば遠征を試み,サラゴサやトレドのエミールを支配下に置くにいたった。病いを得てレオンで死去。3人の息子,すなわち長子サンチョにカスティリャ,第2子アルフォンソにレオン,第3子ガルシアにガリシアを残したが,そのため内戦がおこり,サンチョが父の領土を再建した。しかしのちにアルフォンソがその全域を支配することになる。このアルフォンソが1085年,トレドを回教徒から取り戻し,また英雄エル=シッドの主君だった有名なアルフォンソ6世である。