●プエブロ・インディアン
北アメリカ アメリカ合衆国 AD
アメリカ合衆国の南西部ニューメキシコ州とアリゾナ州に分布し,日干しれんがで造られた集合的住居に住む人々をさす。スペイン人がこれらの住居をプエブロ(スペイン語の“村”“町”を意味する)と呼んだためである。しかし,言語的に6分され(ポピ・ズニ・ケレス・ヘメス・テワ・ティワ諸語)て多様である。灌漑システムをもち,カボチャ,マメ,トウモロコシを栽培する。そのほか織物,籠,土器に特色をもっている。部族の繁栄,治療,雨乞いといった12ほどの目的を果たす秘密結社があり,それぞれ定められた日に儀礼を行う。また,カチーナという火や雨を人間に贈った超自然的存在の仮面を被って踊る儀礼があり,入社式ののち,はじめて人間が扮していることを知らされるが,これを明かすことは禁じられる。プエブロはスペイン人の抑圧のもと1680年に大反乱をおこしたが,12年後には再征服され,その後メキシコ,さらにアメリカ合衆国の統治下に入り今日にいたっている。