●ブエノスアイレス
南アメリカ アルゼンチン共和国 AD
南米アルゼンチンの首都。人口290万8,000人(1980)。1536年スペイン人,ペドロ=デ=メンドサが建設,地中海の船乗りが崇拝した守護女神サンタ=マリア=デル=ブエン=アイレにちなんで命名された。1541年に原住民との抗争で荒廃したが,1580年,ファン=デ=ガライによって再建。1776年,リオ=デ=ラ=プラタ副王領の設置で首都となり,大幅な交易権が与えられ,貿易港として発展した。1810年5月,市で始まった独立運動はラ=プラタ地域の独立を誘発し,1816年の独立後も国政の要となり,1880年,正式に共和国の首都となった。19世紀後半以降,外国移民が大量に流入し,1914年には中心部の63.7%が外国人で占められるほどとなった。ヨーロッパ風のたたずまいから,たびたび“南米のパリ”とも呼称される。国の文教の中心でもあり,市と周辺地区を合わせたグラン=ブエノスアイレスは最大の商工業地帯で,全人口の約3分の1が集中する。