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●風力エネルギー ふうりょくエネルギー

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 風力をエネルギーとして利用する人類の歴史は古い。たとえば,帆船はその代表であるし,製粉と排水のためのオランダの風車は名高い。19世紀以降は,とくに風力を発電に利用する試みや研究がなされるようになった。日本でも,戦後から昭和30年代にかけて,電力事情の劣悪な北海道の一部の地域で,5,000台(最盛期)ほどの発電用風車があった。1973年(昭和48)の石油ショック後の石油価格の高騰で,風力エネルギーは本格的に見直されるようになった。アメリカでは,ノースカロライナ州に高さ45m,出力2,000kwの巨大な風力発電所が建設され,同様なものはデンマークにもある。また,デンマークやオーストラリアでは小型の風力発電装置が市販されている。しかしながら,風力は,現在の消費構造のもとでは石油や原子力に代替できる新エネルギーとしては,太陽熱や核融合ほど有望ではなく,“代替”より“補完”的なもの以上になる見込みはない。とはいえ,日本でも風力発電の研究は地道だが電力会社などにより着実に進められている。また,日本の帆船の小型タンカー「新愛徳丸」(1600t,1980年進水)は世界的に有名である。