●風神雷神図屏風 ふうじんらいじんのずびょうぶ
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2曲1双の屏風。伝俵屋宗達作。17世紀初頭のものと伝えられる。一面に金箔を張った屏風の半双ずつに,太い墨線と緑と白の濃厚な乳色で,風神と雷神をかきあげ,それに雲を墨でかいたものである。まったくフィクションの世界をかいたものでありながら,あたかも存在するかのごとくごく自然に描かれたものを感得させている。それはみごとな生々とした墨線の強さと,風神・雷神の表情の自然さにあると考えられる。これは構成のみごとさと装飾性のけんらんさとあいまって,俵屋宗達の作品中でも傑作と考えられている。ただ署名そのほかがないので,伝ということになっている。京都建仁寺蔵。ほかに尾形光琳が宗達を模したものの2曲1双もある。