●フィリッポス2世 フィリッポスにせい
ヨーロッパ マケドニア・旧ユーゴスラビア共和国 BC382
前382〜336 マケドニア王(在位前359〜336)。アレクサンドロス大王の父。マケドニア強大化の基礎を築いた。少年時代に3年間,人質としてテーベ(ギリシア)で暮らした。帰国して兄の後を継ぎ,王位につく。マケドニアの統一,強化,領土の拡大を図り,重装歩兵ファランクスを創設し騎兵集団を増強。王国周辺の要地を確保し,テッサリアやカルギディケなどを併合。これによって,経済力ひいては軍事力を強めた。神聖戦争に介入し終結させ,隣保同盟会議(アンフィクチナニイ)の実権を握ったり,カイロネイアの戦いでアテナイ,テーベ軍を撃破し,コリントでヘラス連盟を結成するなど,破竹の勢いをみせた。しかし,ギリシアに覇権を確立してのち,ペルシア討伐を計画し,暗殺された。外交的手腕への評価が高いが,内政にも力を注いだ。ギリシア文化を好み,マケドニアの都市化に努めたほか,内部統一を図った。