●フィリップ2世 フィリップにせい
ヨーロッパ フランス共和国 AD1165 フランス王国
1165〜1223(在位1180〜1223)フランス王。カペー朝第7代。尊厳王(オーギュスト)と呼ばれる。治世初年よりイギリス王と抗争する。当時,イギリスはフランス西部に広大な領地を有していた。リチャード1世とともに第3回十字軍に参加(1190〜91)したが,途中対立が表面化した。劣勢であったが,次代イギリス王ジョンの軍隊を破ってノルマンディーとブルターニュの奪回に成功した。イギリス王と結んだ皇帝オットー4世およびフランドル伯の連合軍をブーヴィーヌに撃破(1214)して,内外に対する地歩を決定的に確立した。王領の拡大,地方官制度の整備,都市特権の承認による新興市民層の支持確保など王権の基盤を強化した。新しい城壁をパリに構築し,その一端にルーブル宮の礎石を置き首都の美観を整えた。パリ大学に特権を与える(1215)。法王庁との関係は概して良好であったが,王妃イザンブールの離婚問題ではインノケンティウス3世に破門された(1200)。
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