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●フィディアス

ヨーロッパ ギリシャ共和国 AD 

 古代ギリシアの高名な彫刻家。アテナイの人。活動の時期は前460年ごろから前430年ごろ。ペリクレスと親しく,その提議によるアクロポリスのパルテノン神殿の造営にあたっては,すべてについて意見を述べ,すべての職人を監督した。のち,神像の製作をめぐる疑惑から告発を受け,捕えられて牢獄で死んだと伝えられる。初期の作としては,アクロポリスに立てられた「守護者アテナ女神」の青銅像がある。その槍やかぶとが陽光を受けて輝くのを,はるか海上から望見できたといわれる。彼の名を最も高めた作品としては,パルテノン神殿内に置かれた「処女神アテナ」の像と,オリンピアのゼウス神殿の「ゼウス大神」の座像がある。いずれも高さ12mに達する巨大な木像で,着衣の部分は金を,そのほかの部分は象牙をはるなどの装飾が施されていた。これらの作品はいずれも現存しない。

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