50音順    検 索

●フィッツジェラルド

北アメリカ アメリカ合衆国 AD1896 

 1896〜1940 ミネソタ州生まれのアメリカの作家。プリンストン大学の学友の一人に,批評家エドモンド=ウィルソンがいる。在学中演劇活動などするが,中退。軍隊に入り士官となる。アラバマ州に駐屯中,ゼルダ=セイアと運命的な出逢いをし,のちに結婚。彼女自身も小説を書いているが,華美な浪費生活を好んで,やがて精神病になるこの妻に彼はさんざん振り回された。自伝的な要素の濃い長編第1作『楽園のこちら側』(1920),妻ゼルダとの結婚生活がモデルの『美しく呪われた者(1922)。そしてのちの第3作『偉大なるギャツビー』(1925)は,語り手ニックが回想するギャツビーの物語で,“アメリカの夢”の追求と挫折のテーマを扱い,1920年代のアメリカの風俗を美事に活写した名作となった。時代の子として華麗な苦渋に満ちた短い生涯を心臓発作によって閉じた。