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●紅型 びんがた

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 沖縄の代表的な染物である。これに“紅型”の文字を当てたのは,近代以降といわれ,伝統的な呼び名はカタチキ(型付け)であった。その歴史は明らかでないが,15世紀ごろまでさかのぼるとされる。しかし,現在のような様式が確立したのは18世紀ころといわれている。紅型の技法には2通りあり,型紙を使う“型染め”と円錘状の筒の先から糊をしぼり出す“筒引き(筒描き)”がある。いずれも防染は米糊を使用する。型染めは,主として衣装,筒引きでは,主として舞台幕やふろしきをつくった。染料には,醒燕脂(しょうえんじ)・朱(しゅ)などの顔料と琉球藍(りゅうきゅうあい)・福木(ふくぎ)などの植物染料があげられる。主として植物染料は地染めに,顔料は色挿(いろさ)しに使われる。色は朱・黄・緑・紫・藍の5色を基調とするといわれる。友禅染とよく比較されるのは,模様の素材にみられる共通点からである。しかし技法的には異なる。また,藍の濃淡や白地だけで染めたものを“藍型”と呼ぶ。