●比例代表制 ひれいだいひょうせい
AD
国民の意思を正しく国会に反映させる方法として,各政党の得票率に応じて議席を配分する選挙制度。現在ヨーロッパ諸国で採用されている。これは,選挙の結果,当選者の余剰票や落選者に投じられた死票などを少なくし,各政党の得票率と議席数の比率を等しくなるようにして,一票の価値を平等にすることを目的とする。比例代表制の具体的方法は数百種類あるともいわれている。大別すると委譲式と名簿式に分けられる。前者は当選ライン以上の得票を他の候補者に委譲する方法であり,後者は政党に投票し,各政党の得票比率に応じて,名簿の順位に従って当選者を決定する方法である。日本では1983年(昭和58),夏の参議院の全国区の選挙から拘束比例代表制という方法を採用した。この場合に,政党の得票率を比例配分する計算方法としてドント方式を行っている。しかし名簿の順位をどう決めるかによる議員定数の不均衡が問題である。